2021/06/19

基本点画を理解したら、月例の課題、古典の臨書をしましょう。

月例の「玄筆」の課題には、隷書 楷書 行書 草書 の四体があります。

最初から、全部練習するのは難しいと思われますので、楷書と行書の五文字、六文字を習うよ

うにします。そして、草書 隷書と増やしていきます。

又それと並行して、古典の臨書をします。

古典(長い歴史の中で残された名蹟)の臨書をする事により、筆力の強弱、線の太細などの

変化を学ぶのです。と同時に鑑賞する楽しさも増えます。

習いやすい古典から、入っていきましょう。

唐時代の楷書、王羲之の集字聖教序、蘭亭序などです。

技術が身につけば、色々な古典を習えます。

長く続けて、楽しく学びましょう。

のし袋や手紙文など書けるようになる事も大切ですが、先人が残した作品を鑑賞することも

楽しいですよ。


字形の組立て方について・・・へんとつくり

へんとつくりは、正方形を縦に二分して組み合わされています。

「紙」「転」などの字ですが、へんとつくりを同じスペースにおさめるのではなく、へんの

多くはつくりより狭く書くようにするとバランスが整います。


また、へんとつくりは文字の中心に寄りそうように書きます。

小学五年生が、練習している尚朴書道会の課題です。

「地球」はつくりを広くとって書かれています。

このように正方形を二分してない字もあります。

※半紙の中心に点線を入れています。