月例の「玄筆」の課題には、隷書 楷書 行書 草書 の四体があります。
最初から、全部練習するのは難しいと思われますので、楷書と行書の五文字、六文字を習うよ
うにします。そして、草書 隷書と増やしていきます。
又それと並行して、古典の臨書をします。
古典(長い歴史の中で残された名蹟)の臨書をする事により、筆力の強弱、線の太細などの
変化を学ぶのです。と同時に鑑賞する楽しさも増えます。
習いやすい古典から、入っていきましょう。
唐時代の楷書、王羲之の集字聖教序、蘭亭序などです。
技術が身につけば、色々な古典を習えます。
長く続けて、楽しく学びましょう。
のし袋や手紙文など書けるようになる事も大切ですが、先人が残した作品を鑑賞することも
楽しいですよ。
字形の組立て方について・・・へんとつくり
へんとつくりは、正方形を縦に二分して組み合わされています。
「紙」「転」などの字ですが、へんとつくりを同じスペースにおさめるのではなく、へんの
多くはつくりより狭く書くようにするとバランスが整います。
また、へんとつくりは文字の中心に寄りそうように書きます。
小学五年生が、練習している尚朴書道会の課題です。
「地球」はつくりを広くとって書かれています。
このように正方形を二分してない字もあります。
※半紙の中心に点線を入れています。