文字の書きぶり、書の風格から感じられる趣のこと。
と説明してありますが、書道を初めて間もない方には、理解が難しいですね。
それで、楷書 唐の時代の三大家と北魏の造像記を私なりに書いて比べてみました。
1は、キリッと引き締まった感じ2は、ゆったり穏やかな感じ
3は、粘りがあり、線に抑揚が感じられます。
4は、筆力があり、堂々としています。
同じ文字でも、受ける感じが違います。
書道を習われるときは、初めに1か2で習います。
けれど、3と4も魅力があります。このように同じ文字でも、他に色々な書風があるのです。
字形の組み立て方について・・・「しんにょう」その他について 道 起 建など
これも、前回と同じように上下の字画を平らにして、間延びしないように書きます。
「にょう」の右払いを長く書いて、「にょう」にのる部分が内側に
納まるようにします。
「にょう」の書き始めは中心が右に寄るように書きます。
「がんだれ」「まだれ」などの「たれ」
原 応 歴 届などがあります。
「たれ」は左側に左払いを伴いますので、概形はほぼ台形です。
「たれ」の中心より内部の中心がやや右にずれます。