2021/06/22

臨書(りんしょ)とは

 臨書とは、お手本を見ながら書くことです。

お手本とは、基本的に古典(長い歴史の中で残された名蹟)のことで、形臨(けいりん)

意臨(いりん)背臨(はいりん)があります。

古典を学ぶ時、法帖(ほうじょう)を習います。

形臨は・・・古典の造形を忠実にまね、学習する方法。

意臨は・・・古典のもつ性情や気分を中心に学ぶ方法。

背臨は・・・形臨、背臨を習熟したうえで、手本を離れて古典を見ないでその文字を再現する方法

     ※法帖  古人の筆跡を手本・鑑賞用として折り本に仕立てたもの。

初心者の方には、レベルが高いように思われるでしょうが、高校書道でも古典の臨書は沢山

取り上げられています。

最初は形臨から入りましょう。

教室で古典の臨書を進められたら、是非やって下さい。

古典を臨書することにより、表現や技法、鑑賞力が養われます。


字形の組立て方について・・・上下から成る文字「かんむり」その他

うかんむり くさかんむり あめかんむりなどがあります。

「安」 「花」 「雲」などです。

上の字と下の字は必然的に扁平な形に変化します。

また、上下の割合を考えて文字の中心に気をつけて書く必要が

あります。