正しい姿勢と正しい筆の持ち方はとても大切なことです。
初めて、書道を習われる時、筆の持ち方を指導します。
筆の持ち方は、字形を整える上でとても大切な役割を持っているのです。
小学校毛筆書写では、懸腕法(けんわんほう)が用いられていて、肘をあげ腕を水平に保って
書きます。また、小筆や鉛筆などで書く場合は、提腕法(ていわんほう)手首を机の上に軽く
のせて書きます。
筆を持つ時、一番大事なのが指の掛け方です。
① 双鉤法(そうこうほう) 筆に人さし指と中指を掛ける方法。
安定性がいいので大筆の時に用います。
② 単鉤法(たんこうほう) 筆に人さし指一本を掛ける方法。
細かい部分を書くのに適してますので、小筆の時に用います。
ちなみに、鉛筆の持ち方は単鉤法ですが、軸を手前に倒すので、軸が人さし指の第三関節の
側面に位置するように持たれて下さい。
以前は、幼稚園小学一年生から毛筆を習いに来られていましたが、最近は2年生から習われる
子どもさんが多く、鉛筆の持ち方を指導しなくてはいけなくなっています😅