小学三年生から、書写が始まりますが、文字を「正しく整えて書く」のに、楷書や
ひらがなを習うのは点画がはっきりしていて、わかりやすいという事があるかと思
います。
大人の方が、書道を習われる時も、小学校で習って何十年も経っているので、
初めから教えて下さいと言われます。大人の方も、横画から習います。
基本点画の筆使い・・・横画(おうかく)について
筆を約四十五度の方向から入筆し軽く止めて(始筆)右の方向へ筆を進めます(送筆)
筆先の方へ軽く押し上げるように止めます(終筆)
トン・スー・トン 私は三過折(さんかせつ)と習いましたが、三折法(さんせつほう)
ともいいます。
横画には、線の方向が違う三種類があります。
一画目は上に反り、二画目はまっすぐ、三画目は下に反っています。
一画目、二画目、三画目の間隔は同じです。
字形は、正方形に近く、右肩上がりに書きましょう。
毛筆と硬筆の違いは、線の太細です。形のとり方は同じです。
書道用語が出てきます。少しずつ覚えましょう!
※ 書を学ぶ上で知っておいてほしいこと!
前回、五体のお話をしましたが、時代的に一番古い順に篆書(てんしょ)隷書(れいしょ)
草書(そうしょ)その後、楷書(かいしょ)と行書(ぎょうしょ)がほとんど同時につくら
れました。篆書より古い文字に古代文字、殷代の甲骨文(こうこうつぶん)金文(きんぶん)
があります。